文庫化されたので
3年前の話題作ですが、未読だったので出先での時間つぶしに買ってみました。動機も経過も素直に語った容疑者が犯行から自首までの行動だけは頑として語らない、完全に「落ち」ないので「半落ち」という題ということだけは知っていたのだが、容疑者が警察→検察→裁判と次々と移送される中で、誰もがそれぞれの事情で追求できない。話がうまく組み立てられていて、一気に読んでしまった。
最後の謎が一気に解き明かされる場面の前に、「オチ」がだいたい読めてしまったのが惜しかった。
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
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