簡単なはずのことなのに

先週流れた分を取り戻すべく、今日の統計勉強会は10時〜、15時〜の二本立て。
で、午前中の範囲でBreslow-Day検定(2×2×k表におけるオッズ比の均一性の検定)の検定統計量
 

Σk{[nijkijk)2]/μijk}

 
を求めるためのμijkについて、教科書では「計算が複雑なため省略うんぬん」と書いてあったのが妙に気になってしまって、いろいろ調べだしてしまった。

SASのマニュアル
マニュアルを見ても教科書とは違う形が載っていて参考にできず(実は同じなのだが最初は違っているようにしか見えなかった)。余談だがSASはversion 9からマニュアルがhttp://support.sas.com/documentation/onlinedoc/sas9doc.htmlで無償公開されている。
教科書を見ながら試行錯誤
「自分が合理的だと思うμijk」を当てはめて計算結果がSASと一致するかをいろいろ試して計算させてみた。
Excelのゴールシーク
挙げ句の果てに、聞いたこともなかったゴールシークなるツールを使って計算させてみたり。高次方程式とかが割と簡単に解けることがわかった。もう解の公式をセルに数式入力する必要はない?

 
結局答えがわかったのは21時。4時間以上は割いてしまった。全然複雑な計算ではなかったわけだが(怒)、まあ、これだけ時間をかけて考えたものはこれから容易には忘れないだろうということで自分を納得させる。
 
…Breslow-Day検定なんてこれから使うことが実際にあるのかな?