お宅訪問

近所で在宅療養を送っている患者さまのお宅訪問に行ってきました。
訪問を勧めてくださった先生に言わせれば、「病院で患者さんを見ているだけでは、その方の生活の2割しかわからない。家を見せていただくことで多くのことが理解できるんです」とのこと。とはいえ、未だ腹膜透析のことを十分理解できているとは言いがたい現状、訪問するまではかなりドキドキでした。
 
訪問後の感想としては、「確かに家を見せていただくことでわかることは多いし、今後その方の話がさらによく理解できるようになるだろう。しかし、家を見せていただくだけでは、やはりまだまだその方のことを十分に理解できるとは言えない」と。
もちろん、一度このような経験をすることで、「病院でわかることは多くない」ということを体感できたのは非常にいい経験だった。しかし、実際の診療場面で個々の患者さんのことを「どこまで深く」理解している必要があるのか、その答えは簡単ではないが。