笑いと健康推進事業

笑いが健康によいという話はここのところいろいろなところで見かけるようになった。糖尿病関係のニュースなどでは割と頻繁に見かける。が、まさか…


“お笑い看護師”養成 大阪府、漫才師ら指導
 ストレス解消に効果があるとされる「笑い」を医療や福祉の現場に生かそうと、大阪府は2日、吉本興業などに所属する漫才師や落語家の協力を得て、府立病院の看護師や福祉職員らに笑いが取れる話術を指導する方針を固めた。
 府によると、こうした試みは全国で初めて。2005年度予算案に「笑いと健康推進事業」として300万円を計上する。
 特訓の場として、素人を対象に月1回「お笑い体験教室」を開いている府立上方演芸資料館大阪市)を利用。選抜された看護師や看護学生、福祉職員らが、漫才師らから直接指導を受ける。
 プロから学んだお笑い技術は、患者や入所者らとの日常的なコミュニケーションの中で活用。気分を和らげ、ストレス解消に役立ててもらう。

主導しているのは大阪府。「笑い」というと奇抜なアイディアにも思えるが、医療従事者のこれまでの教育課程ではあまり訓練されてこなかったコミュニケーションスキルの研修であると言えなくもなく、「笑い→ストレス解消」という図式がなくても案外理にかなった取り組みなのかも知れない。
実際に疾病に対して効果が現れるのか(別に目に見える形で効果が上がることを特に目標とはしていないのかも知れないけど)、行く末にも注目したいところ。