シューベルト 交響曲全集(インマゼール)

シューベルトの時代にどのような楽譜で、どのようなテンポで、どのような楽器で、どのような楽器配置で、…と徹底的な研究を行った上で録音されたCDということで、図書館で借りて聴いてみました。ピリオド楽器ながらピッチはA=440Hzということで、楽器の入手にすら苦労したそうです。

シューベルト : 交響曲第2番&4番「悲劇的」
シューベルト : 交響曲第1・3・5番
シューベルト : 交響曲第8 (9)番「ザ・グレイト」

一聴した印象は「しっとりとしていて、なおかつ軽い」といった感じ。以前入手したムーティ指揮・ウィーンフィル盤と比べても、特に第1〜6番では非常に自然に感じられ、非常に満足度は高いです。
あと、ライナーノート(インマゼール自身によるシューベルト研究成果の一端など)がとても勉強になると思います。私にはかなり難しく感じましたが。