メンデルスゾーン 交響曲第3, 4, 5番(ブリュッヘン)

メンデルスゾーン:交響曲第3番「イタリア」/同第5番「宗教改革」/他

メンデルスゾーン:交響曲第3番「イタリア」/同第5番「宗教改革」/他

メンデルスゾーン交響曲トスカニーニクレンペラーのものを聴いた(id:cozycozy:20050819、id:cozycozy:20050920#p2)が、最近流行しているらしい、作曲当時の楽器*1を用いた演奏というものも聴いてみたかったので。
聴いたらすぐにびっくり。半音低い!
…この手の演奏ではピッチが低く設定されていることを知らなかっただけですが。ちなみに現在ではA=440-443が標準的ですが、バロック時代である約300年前にはA=415だったそうです。*2
ピッチが低いというと音の張りが弱くなってしまうかと思いがちですが、この演奏ではまるでそんなことはなく、現代オーケストラと比べて編成が小さいこともあり、一つ一つの音がよりくっきり聴き取れるように感じ、他の演奏とは別の種類の興奮を感じました。これからはピリオド楽器による演奏も聴いてみたいと思います。

*1:ちなみにこのような楽器は「古楽器」「オリジナル楽器」などとも呼ばれましたが、現在では「ピリオド楽器」という呼称に統一されつつあるようです。ピリオド楽器とは作曲家が生きていた時代に使われていた楽器、つまり手を加えて楽器の形を変えていないものをさします。

*2:古楽の最先端 http://www.allegromusic.co.jp/earlymusic.htm 参照