他人事ではない


採血直後に転倒、30代男性死亡 都内の献血ルーム
 日本赤十字社は7日、東京都立川市内の献血ルームに来た30歳代の男性が、採血直後にトイレで倒れ、頭を打って亡くなったと発表した。転倒した理由ははっきりしていないものの、日赤は献血後に急激な血圧低下などがみられる血管迷走神経反応(VVR)を起こした可能性もあるとしている。
 日赤によると、男性は9月26日午前、都内のビルの一室にある献血ルーム成分献血をした。採血の後、ベッドで休憩し、同じ階にあるトイレに行ったが、間もなく一般の人からの通報で職員がトイレで倒れている男性を発見したという。男性は病院に運ばれ、頭部の手術を受けて入院していたが、今月6日に亡くなった。
 VVRは採血に伴う反応で、採血開始後の5分以内に発生することが多い。気分が悪くなったり血圧低下などが起きたりする。日赤によると、04年度には採血後にVVRを起こし、入院・通院した事例は198件。東京都町田市で01年8月、60歳代の男性が駅のホームで転倒し、頭を打って死亡したケースがあるという。

献血が終わると、いつも「階段は使わないでエレベーターで降りてください」など、過剰と思われるほどの注意をしてくれます。VVRはもちろん知らなかったわけではありませんが、献血ルームでは見たことがないのでちょっと軽視していた面があることは否定できない。VVRを起こしたことがある友人と今度献血に行こうかという話をしていたけど、よしておいた方がいいのかも…。