削らないで虫歯を治療!?

今日の読売新聞で、虫歯の治療についてこんな記事を見つけた。長いので抜粋して引用。


 象牙質に達した虫歯の治療では、虫歯で色が変わった部分を削り、そこを消毒液で殺菌して金属などをかぶせるのが一般的だ。しかし、細管に潜む菌まで完全に殺すことは難しく、しばらくたつと虫歯が広がり、再び歯を削るケースが多かった。
 3Mix-MP法は、この弱点を克服する手法。虫歯部分に抗菌薬を塗り、樹脂などでふたをすると、薬で細菌が死滅する。虫歯で破壊された部分にカルシウムが沈着し、約1年後には象牙質部分が元のような状態に回復する。
 一度処置すれば抗菌効果は長期間続く。宅重さんによると、歯髄まで達し、通常なら歯髄を抜く治療が必要な重度の虫歯でも、1か月後には9割以上はほとんど削らずに痛みが消えたという。虫歯は削って治す、という従来の常識を一新する手法だ。
僕自身はもう10年以上虫歯で治療を受けていないのだが、時々歯に虫歯時のような痛みを感じることもある。そういう時はしっかり食べてちゃんと歯を磨くと、いつの間にか痛みは治まっていた。褥瘡の場合でもそうだが、やはり人間の体の回復力が働きやすい環境を整えることが大事なんだな、と再確認。